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2023年 年頭所感

2023.01.05お知らせ


年 頭 所 感(要旨)

東洋アルミニウム株式会社
代表取締役社長 楠本 薫

新年あけましておめでとうございます。



2022年の東洋アルミグループのビジネス環境は厳しいものであったと認識しており、刻一刻と変化する外部環境に対応しうる強固な組織体を形成していく必要性は年々増しています。そうした中で、経営統合は私たちの過去からの検討課題であり、昨年はそれを前進させることができた年でした。


また、アルミの需要も変化しており、箔事業において近年では電機・電子部品が中心になってきています。電子部品はライフサイクルが短く、需要の波が大きいという特徴があるため、需要を素早く察知し事業を立ち上げ、タイムリーに対応することが重要だと考えています。パウダー・ペースト事業においては、アルミ特有の放熱性という特徴をもって、意匠性ではなく機能性を売りにパウダーの売上を伸ばしたいと考えています。日用品事業に関しては、アルミにこだわらず時代の要求に合うような環境にやさしい製品を様々な素材で実現させていきます。新事業では太陽光パネルを始めとしたエネルギー分野、社会インフラ分野に取り組んできましたが、当社技術を応用できるチャンスを見計らいながらさらなる事業展開を目指します。


MXプロジェクト(経営プラットフォーム改革プロジェクト)については20204月から20223月を一区切りで考え、「実行の年」として位置づけて取り組んできましたが、社員で一体となって取り組み、一定の成果を上げることができました。MXプロジェクトを通じ上位下達ではなく、ユニットごとに提案し自律的に働く仕組みが出来上がりつつありますので、統合新会社としてスタートを切った後も続けていきたいと考えています。


発揮能力による評価の導入など改革された人事制度を通して、社員の皆さんは是非とも会社で起こっていることを自分ごととして考え、自律的かつ積極的に取り組み更なる飛躍を目指しましょう。