CSR重要課題
(マテリアリティ)CSR MATERIALITY

品質と安全

なぜ重要か?

私たちは、お客さまが安心して使うことができ、満足と喜びを感じられる製品、社会に役立つ製品を創造し提供することを目指しています。
一方で、「安全なくして生産なし」を合言葉に、安全を全ての職場の最優先事項に掲げて事業運営を行っています。製品安全と労働安全の双方の追求は、メーカーの社会的責任の基礎であると考えています。

(所属及び役職は2019年11月現在の情報です)

Our Approach

私たちは国内外のグループ会社17拠点でISO9001の認証を取得し、継続的に品質改善に取り組んでいます。
安全面では、各生産拠点に安全衛生事務局を配し、CSR推進室がそのマネジメントのセンターとなり、本社と生産現場が一丸となって労働安全衛生活動に取り組んでいます。
また、私たちをサポートいただいている委託先の品質・安全に関する責任についても全うするため、委託先の自主性を尊重しつつ、品質パトロールや貸与設備の安全立会いなどを積極的に支援することで自社グループ生産拠点外での事故・トラブルの未然防止にも努めています。
これからも私たちはお客さまから一層信頼いただける企業を目指して、社会規範を遵守し、さらなる品質・安全性の向上に努めていきます。

責任者のメッセージ

綛谷 則夫

執行役員
品質保証部担当綛谷 則夫

私たちは、お客さまが安心して使うことができ、満足と喜びを感じられる製品、社会に役立つ製品を創造し提供することを目指しています。
一方で、「安全なくして生産なし」を合言葉に、安全を全ての職場の最優先事項に掲げて事業運営を行っています。製品安全と労働安全の双方の追求は、メーカーの社会的責任の基礎であると考えています。
私たちの事業は、新製品を常に生み出し、既存製品についてもお客さまのニーズにイノベーションで応えることを求められる環境にあります。また事業活動のグローバル化はますます進んでいます。事業環境の変化に富む中、私たちは高い品質と高い安全性の維持・さらなる向上に努めます。

活動事例

失敗事例から学び直す活動の展開

お客さまに満足していただく製品をお届けする中で最も重要なことのひとつとして、「重大品質事故ゼロ」が挙げられます。しかし、残念ながら2018年度は重大品質事故を1件発生させる結果になりました。今回の事故発生を受け、二度と同じ過ちを繰り返さないために、過去のトラブル事例を集めた「過去トラ事例集」を作成しました。
今回作成した「過去トラ事例集」は、八尾製造所で起きたヒヤリハットを含めたトラブル事例の内容、経過状況、背景・原因、対策をまとめたものです。作成に当たり、それぞれの事例タイトルから要注意ポイントが想起できるように工夫するとともに、教訓を付記し、予防活動のツールとして使いやすいものに仕上げています。
今後は、他事業所の事例も収集した上で再編集し、改訂版を制作予定です。「重大品質事故ゼロ」を当たり前として達成できるような環境・しくみづくりに注力していきます。

過去トラ事例集

外部コンサルタントを招いた現場巡視の勉強会を実施(八尾製造所・新庄製造所)

東洋アルミグループは安全活動として、CSR推進室が主催する安全監査と社長パトロールの他、各製造所にて現場パトロールを毎月実施しています。これまでの現場巡視では、巡視すべきポイントが詳細まで落とし込めておらず、巡視する人の力量に結果が左右されることが課題となっていました。そこで、2018年度は外部コンサルタントを招き、現場巡視で観るべきポイントを、座学と現場での実践の両面から学びました。コンサルタントからは「どうすれば災害が起こらないかではなく、どうしたら重篤災害を起こせるか?」という逆の着眼法の他、実践に裏付けられた幾つかの勘所をご教示いただきました。今回の体験を早速、巡視をはじめとした安全活動に取り入れる一方、今後も必要に応じ、外部指導会などを取り入れることでグループ内の安全活動の活性化を図っていきます。

現場巡視のポイント指導会

事業特性に応じたBCPの策定(新庄製造所)

東洋アルミニウム(株)は大地震など不測の事態に備えたBCP(事業継続計画)を策定し、BCM(事業継続マネジメント)体制を構築しています。
2018年度には、パウダー・ペースト事業本部新庄製造所を中心としたペースト事業において、外部コンサルタントの指導を受けながら事業特性を洗い出し、より実践的なBCPを再策定しました。現在は新庄製造所の部課長級からなるワークチームにより、抽出された課題対応の進捗を定期的に確認しています。
また、2018年度末よりパウダー事業を担う日野製造所でもBCP再策定に向けた取組みを進めており、2019年度は箔事業本部において準備を始めています。

BCP策定ワークショップの風景

従業員からのメッセージ

菊川 正信
CSR推進室
菊川 正信
  • 8 働きがいも経済成長も
ITシステムやネットワークが社会インフラとして広がる一方で、「攻撃型メール」などの情報に関する脅威は増えています。ISMSを基軸として、情報を守る活動を継続して行っていきます。