トーヤルパス®
概要
トーヤルパス® (貫通箔)とは、アルミ箔に孔径が1ミクロン以下の微細な貫通孔を形成させた機能性材料です。現在「リチウムイオンキャパシタ※」の正極用集電体として採用されています。
※「リチウムイオンキャパシタ」とはリチウムイオン電池の高容量と、電気二重層コンデンサの高出力の両特性を兼ね備えた新エネルギーデバイスとして注目され、主に自動車用途やバックアップ用電源等に使用されています。このトーヤルパス®の使用により、リチウムイオンのプレドープが容易に行え、またセルの低抵抗化が可能になりました。

特徴

トーヤルパス®の断面の電子顕微鏡観察

トーヤルパス®の表面の電子顕微鏡観察
- ・貫通孔は表面から垂直に形成
- ・孔径の制御が可能
- ・貫通孔の数は約1×106個/cm2
- ・貫通箔表面は親水性