コア・コンピテンシーCORE COMPETENCY

粉体のフレーク化技術

A: フレークの形状の制御

代表的なコーンフレークやシルバーダラーなど種々の粒子形状に加工できます。

アルミニウム顔料の意匠性を決定づける因子のひとつに、アルミニウム顔料の粒子形状があります。

アルミニウム顔料そのものの正反射光を高め、散乱光を抑えるためには、
粒子表面の平滑性を高めるとともに粒子の形状を整える必要があります。
当社ではその意匠性を決定づける粒子形状を制御することができます。

アルミニウム顔料の粒子形状の大別

①コーンフレークタイプ:粒子のエッジ部分がギザギザ状
粒子のエッジ部分が不均一であり、粒子表面の粗度も高いため、散乱光を生じやすく、
正反射領域での明度がシルバーダラータイプよりも低くなる傾向があります。

②シルバーダラー(高輝度)タイプ:円盤形状/コイン状
粒子のエッジ部分での散乱光が少なく、
粒子の中央部とエッジ部での反射光角度が近似し正反射領域に集約されるため、
ハイライト部での高い明度が得られます。

B: 粒子の厚みの制御

当社の粉砕、フレーク化技術は、フレークのエッジ部分のちぎれを抑え、均一な厚みまたはアスペクト比に制御することに強みを持ちます。

①厚みの薄い粒子

塗膜に薄い粒子のアルミニウム顔料が配向した際、アルミニウムフレーク同士の重なりによる段差が小さいため、
散乱光が減少し、より高い明度を得ることができます。
さらに、より厚みの薄いアルミニウム顔料はめっき調の輝きが表現できます。

②特定の厚みのある粒子

塗料循環による物理的な変形を防ぐ、厚みのあるアルミニウムフレークの製品もあります。