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2017年社長年頭所感(要旨)

2017.01.05お知らせ


年 頭 所 感(要旨)

けんこんいってき

乾坤一擲

「グローバル展開、新製品の開発、全社コストダウンの三本の矢と組織構造改革で、
中期経営計画VISION 2018を完遂しよう」

東洋アルミニウム株式会社
代表取締役社長 山本 博


新年あけましておめでとうございます。皆さんそれぞれ良い年を迎えられたことと思います。

今年は十二支の10番目の丁酉(ひのととり)です。丁は「安定」、酉は「実る」を表し、共に良い意味ですが、陰陽五行説では火と金になり相克(対立)の関係にあるとのことです。「苦しみながらも未来への希望につながる年になる」ことを期待し新製品が果実になっていく年と念じております。年始にあたり一言ご挨拶申し上げます。

東洋アルミグループの上期業績は、国内外市場の停滞、円高進行等により製販部門の努力にもかかわらず前年を下回り、減収減益の残念な結果となりました。市場を引っ張って来たリチウムイオン電池外装材、PTP、バックシートの3つの製品群が昨年に比べ減少、また為替の不利も影響しました。

昨年4月1日に東洋アルミニウム、東海アルミ箔、東洋アルミ千葉、トーヤル テクノフロンティアの4社が統合しました。今回の組織統合により「全体最適」の視点で経営を進めます。統合効果を早く出すよう目標達成に向けた努力をお願いします。

また、会社は存続のため成長を継続しなければなりません。企業の基本的機能はマーケティングとイノベーションです。全社挙げての大胆なイノベーション(革新的価値創造)を推進していきましょう。

今年の四字熟語は、生き残りをかけた成長戦略の勝負の年になると考え、「乾坤一擲」(けんこんいってき)を選びました。「乾(けん)」は天、「坤(こん)」は地、「一擲(いってき)」はひとたび投げること。いちかばちかの勝負ということでなく、成長のために大勝負をする戦略にチャレンジして下さい。

今年は「VISION 2018」2年目の年であります。東洋アルミグループの「あるべき姿」「ありたい姿」を達成するための「打ち手(対策)」はまだ半分しか進んでいません。「未来を創る、私が創る」ため高い目標に向かって「新たな打ち手」を創造し実行して下さい。年頭にあたりもう一度「経営理念」「行動方針」を復唱し新たな決意として下さい。


【経営理念】

私たち東洋アルミグループは、

1. 堅実な事業経営を通じて、常にお客様に感動を与え、社会に有用で、且つ環境にやさしい製品およびサービスの提供を目指します。

2. 絶えざる技術革新に努め、高い技術力を活かした製品の提供に努めます。

3. 活き活きとした自由闊達な企業風土を育み、集団の天才を目指します。

4. 社会的責任を自覚し、品格のある企業として社会貢献します。


【行動方針】

1. 一流を目指そう。

2. 知恵くらべに勝とう。

3. コミュニケーションを深めよう。

4. 失敗力を身につけよう。

5. 感性をもっと働かそう。

6. アライアンスの構築を図ろう。

7. 安全への意識をもっと高めよう。