連続鋳造機竣工式のお知らせ
2018.10.26プレスリリース
当社は、昨年12月5日に導入計画を発表しました連続鋳造機の設置を完了し、その竣工式を執り行いましたので、お知らせいたします。
- 1.導入の目的と経過
- 連続鋳造機(CC鋳造機)は、アルミ溶湯から数ミリのアルミ板を一気に製造できる設備であり、従来の半連続鋳造(DC鋳造)に比べ約100倍の冷却速度を持つことが一番の特徴です。
この特徴を活用することにより、DC鋳造では実現できない新しい特性を持つアルミ箔材料を開発することを目的に導入いたしました。
本年3月16日(地鎮祭)に工場建屋建設に着手し、10月23日に竣工式を開催することができました。 - 2.設備の内容
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<概要>(1) 場 所 蒲原製造所(静岡市清水区蒲原4984) (2) 設 備 溶解保持炉および連続鋳造機 (3) 金 額 約9億円(建屋、付帯設備等を含む総額)
<詳細>鋳造工場建屋は約1540m2で、溶解保持炉と連続鋳造機は壁で2室に仕切られています。
傾動式溶解保持炉は25トンの溶解能力を持ち、連続鋳造機は中国涿神有色金属製です。
量産機能を持ったテストプラントとして建設しました。 - 3.今後の見通し
- アルミ鋳造作業は当社にとって40年振りということもあり、本設備の稼動は安全対策を確実に実施した上で本年11月を予定しています。なお、本設備による新規製品の開発進捗等につきましては、公表可能と判断した段階で随時開示を行ってまいります。