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2022年 年頭所感

2022.01.05お知らせ


年 頭 所 感(要旨)

MXプロジェクトの完遂とOKRの取組みを通して、
自律性の高い組織づくりを目指そう

東洋アルミニウム株式会社
代表取締役社長 COO 楠本 薫

新年あけましておめでとうございます。

2021年は、前年に続きコロナ禍での煽りを受けながらのかじ取りを迫られる1年でした。業績は、上期が回復基調だった一方、下期にはふたたび停滞、原材料高と調達困難により苦戦を強いられました。ただし、アルミ箔事業においては、車載用リチウムイオン電池用途で外装材箔が好調となったほか、アルミパウダー・ペースト事業において電子製品の放熱などに用いられるアルミパウダーが堅調であり、さらにフードロス解消に寄与する水素コンパウンドを用いた酸化防止フィルム、防錆効果のあるステンレスフレーク含有塗料、軽量太陽光電池モジュールである「Hane Module」などの環境製品の新事業に進展があった1年でした。


この間、社内ではMXプロジェクト(経営プラットフォーム改革プロジェクト)を実施し、組織のフラット化を進め、人事評価システムを一新しました。その中でも当社において非常に大きかったのは、従業員一人一人が自律的に「ありたい姿」を見定め、意思決定と行動のフレームワークを決定する「OKRObjective and Key Result)」の導入です。3ヵ月に1回実施している各部門のOKR共有会には私も参加し、第4四半期を迎えた現在、OKRに対して積極的に取り組んでいるチーム・ユニットはイキイキと自発的に行動に移せているような印象を受けます。現状、当社の業績は市場ごとにまだら模様であり、新事業で未来を拓くことが鍵となってきます。


2022年3月までにMXプロジェクトの完遂を目指し、OKRの取り組みにも継続して尽力したいと考えています。私自身「実行ナンバーワン」を掲げ、率先して有言実行してまいります。従業員の皆さんには、何よりイキイキとモチベーション高く目標に向けて楽しく働いてほしいと思います。