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摩擦発電マットを用いた「通過人数計測システム」の開発に関するお知らせ

2022.01.17お知らせ

当社は関西大学(所在地:大阪府吹田市山手町3丁目3番35号/学長:前田 裕)システム理工学部の谷 弘詞教授および株式会社サーベイリサーチセンター(所在地:東京都荒川区西日暮里2丁目40番10号/代表取締役:藤澤 士朗)と共同で取り組んでいる、「通過人数計測システムの開発」(以下、「本開発」といいます。)において、この度、通過人数計測発電マットによる歩数の計測およびワイヤレス送信が可能なことを検証・確認しました。


本開発は、谷教授らの研究グループが開発した、摩擦により約2mWの電力を発電する摩擦発電機を組み込んだ通過人数計測発電マットを用い、その上を歩いた人数をワイヤレス送信できる「通過人数計測システム」の開発を行うものです。今回、マットの電源制御回路を介してその電力をワイヤレス送信モジュールに供給することで、マット上を通過した歩数をモニタ出来ることを検証・確認しました。


昨今のコロナ禍の影響もあり、様々な場所での混雑状況の可視化が求められています。一般的にカメラを用いた可視化が行われますが、本開発をカメラが使えない場所の混雑状況の把握や不法侵入の検知などに適用することで、社会課題解決に繋がるソリューションの提供を目標としております。


なお、開発した「通過人数計測システム」は、2022年1月26日から28日に東京ビッグサイトにおいて実施される、「新機能性材料展2022」にて、通過人数計測発電マットの材料を提供する東京応化工業株式会社(所在地:神奈川県川崎市中原区中丸子150/取締役社長:種市 順昭)のブースで展示される予定です。
※コロナウイルスの感染拡大の影響により中止や日時変更の可能性がございます。


東洋アルミグループは、製品開発のみならず、産学連携を通じて社会的問題を解決する仕組みを創造し、皆様の生活シーンがもっと便利になるような社会を目指してまいります。


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