瓜生山学園 京都芸術大学 プロダクトデザイン学科 「産学協同プロジェクト」参加のお知らせ
当社は、瓜生山学園 京都芸術大学 プロダクトデザイン学科(担当教員:時岡英互教授)の産学協同プロジェクト:2021年度「プロダクトデザイン総合IVA及びCMF応用」授業に参加しました。
本プロジェクトは、2021年11月19日から2022年1月21日まで実施され、プロダクトデザイン学科24名がチームごとに取り組みました。当社の一般医療機器「サーマルギプス」を使い、自由な発想で医療機器分野以外の新分野の試作品づくりに挑戦し、優秀な試作品を表彰する内容となっています。
サーマルギプスは60℃以上の熱で軟化するアルミ粉末を含有した特殊なプラスチックであり、成形性と放熱性を活かして骨折時の副木などに使われています。
材料特性を実演した後の試作品づくりでは、お湯やドライヤーを用いて様々な形状を表現し試行錯誤を繰り返しました。
2022年1月21日に最終発表会が行われ、審査の結果、Hチームの「Sau.thermal」が優秀賞を受賞しました。
優秀賞Hチームの「Sau.thermal」は、お湯を入れるとサーマルギプスで作られたティーソーサーが溶けてティーカップが沈み込み、サーマルギプスの網目構造の模様が変わっていき、その様子をお茶と一緒に楽しめる体験型のティーカップとなっています。
準優賞Gチームの「くつ」は、サーマルギプスの保形性を取り入れた履き心地が極上のオーダーメイド靴です。
その他にも「世界に1つだけの眼鏡」、「溶ける貯金箱」など、どれも独創的なアイデアで新鮮な学生らしい作品であり、ワイワイ活気溢れる時間になりました。
当社は、今後も産学協同プロジェクトを通じ、これまでの常識にとらわれない自由な発想を大切にし、新しい未来と価値を創造する学生を応援して参ります。
※本件は2022年1月27日における京都府下のまん延防止等重点措置適用以前に実施した取り組みとなります。