研究・技術情報
Research &
Technology
公開日:2012年12月
電子レンジ対応アルミニウム箔容器
はじめに
東洋アルミエコープロダクツのパッケージ事業部では、長年の蓄積技術を結集し、電子レンジ対応アルミ箔容器を開発し発売を開始した。
製品紹介
本製品は、全ての熱源(直火、IH、オーブン)に対応できるユニバーサル容器で、特にこれまでアルミ箔容器では対応不可能と考えられていた電子レンジ調理を可能にした点に特徴がある。
アルミ箔容器を電子レンジで使用する時に、安全上最も懸念される事項はスパークの発生である。当社での長年の技術の蓄積と鋭意研究により、スムースウォールと呼ばれる技術をさらに発展させる事によってスパーク回避を実現した。
具体的には、アルミ箔容器の成型時に発生するシワの深さを制御する事で、マイクロ波による電界の集中を回避し、調理時のスパークの抑制が可能になった。
加えて、調理が加熱ムラなくおいしく仕上がるよう、マイクロ波を効率よく行き渡らせるために、容器口径(Top In)と深さ(V.D)比率を算出し規定した(表1)。さらに意匠性にも留意し(写真1、写真2)
ユーザーよりご好評を頂いている。
(特願 2010-158424)


次に電子レンジで調理した時の温度上昇を図1に示す。従来のプラスチック製容器と開発品を比較しても、温度上昇に要する時間はほとんど同じである。

おわりに
日本における人口動向・世帯動向は図2の通り変化してきている。
この変遷に伴い、調理についても「使い慣れた」「簡単な」がキーワードとして挙げられ、すべての熱源で使用できる容器の必要性が高まっている。この様な市況を次代のボリュームゾーンと認識し、それに対応すべく、電子レンジ対応商品群の開発・拡販に注力していく。

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