研究・技術情報
Research &
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公開日:2013年12月
ラミネート成型用軟質アルミ箔 NBCR-JIS8021
はじめに
アルミ箔は、遮光性、防湿性や保香性に優れることより、樹脂フィルム等とラミネートされ、食料品や医薬品の包装材や容器フタ材等に使用されている。
医薬品包材に、このアルミラミネートを成型したものが、錠剤医薬品向け包材の PTP (PressThrough Package)に用いられ、当社では商品名「アルプレス®」(図1)として販売している。

アルプレス®(錠剤容器成型品)は、単位面積当たりの成型可能個数が、顧客の生産性を左右するため、特性としてより深く、よりシャープな成型が要求されている。
アルプレス®の構成は、下図に示すように軟質アルミ箔の両面に樹脂フィルムをラミネートした構成体である。
成型性についてはアルミ箔の特性が大きな影響を及ぼすため、より深くよりシャープな成型に適合する8021材が従来用いられてきたが、さらに深い成型に適合するアルミ箔材料として新たに8021-NBCRを開発した。

8021- NBCR の 特長
成型方法の種別として、アルプレス®のように一度に多数個の成型を行うものは「張り出し成型」に分類され、「8021-NBCR」はこの成型加工に適した材料設計になっている。
アルミラミネート成型材は、成型性に加えアルミ箔と樹脂フィルムとの接着性も重要な因子である。
これには安定したアルミ箔表面の濡れ性も必要で、「NBCR」は高い濡れ性が得られるように、製造工程でも工夫を凝らしている。
特性
機械特性
①張り出し成型性
図3に、張り出し成型性を示すエリクセン試験値を示した。「8021-NBCR」は他材質より高い値が得られている。

② 引張特性
図4に成型用アルミ箔の引張特性を示した。「8021-NBCR」は 、JIS8021 との比較で、低荷重で変形し易い特長を有している。

熱処理時の圧延油の脱脂し易さ
図5は、熱処理条件を一定にした場合の脱脂しやすさを表す。「8021-NBCR」は他材質より脱脂し易い材料となっている。

※脱脂指数は当社独自の指標であり、低いほど良好な濡れ性が得られる。JIS8079 を基準として算出している。
おわりに
「8021-NBCR」軟質アルミ箔は、成型用途はもとより、薄いアルミ箔で使用する場合のクラック防止、高いアルミ箔表面濡れ性を要する用途などにも使用できる。
〈商品例〉
①食品包装材
②薬品包装材
③医療機器部材
④電気電子部材

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